３歳から空手に打ち込み、各年代の全国を制覇。

週5で道場に通い、週末は公民館で父と 特訓、2週に1回は試合という空手漬けの生活を送っていた。

 

小学校３年生からキックボクシングを始め、6年生まで空手とキックボクシングを並行し て励んだ。 高校でボクシングに転じるも、2016年高校3年の冬に交通事故で首を骨折する重傷を負っ た。医師には「車いす生活ができればいい。下半身不随も覚悟しておいてほしい」と宣告 されたが、奇跡的に治癒し、大学2年で見事リングに帰還。

ミドル級で国体、全日本大学選手権で３位。２１年東京五輪ミドル級日本代表の森脇唯人 （現自衛隊）にも勝利した。

元世界王者の石田順裕会長と同じ階級で頂点を目指し、日本王座は「通過点」と位置付け るが、幼い頃から父親に課されてきたという“日本一”にかける思いには並々ならないものがある。